先日、体調不良で外飼いの柴犬が来院しました。

問診を進めていき、体温を測ろうと尻尾を上げたその時、

お尻のあたりに茶色くうごめくものが・・・

よく見たらそれはマダニでした( ゚Д゚)

外飼いということと弱っていたことでマダニが大量に寄生していました。

(虫が苦手な私はなんとかこらえながらピンセットでマダニを捕まえ

ポリ袋に入れていきました・・・)

吸血中のマダニはくちばしを刺し、

セメント状の物質を出して自分の体を固定し、

頭や耳、目のふちや足の指の間などに寄生していることが多いです。

ですが、今回のマダニは少し犬の体が動いただけでも落ちてきて

吸血を終えて体を這っている状態でした。

 

近年、マダニが媒介する病気SFTS(重症熱性血小板減少症候群)が

問題になっていて、2013年以降70人以上の方が亡くなっている怖い病気です。

この犬に寄生していたマダニがこの病気のウイルスを持っている可能性も考え

私たちスタッフは防護服と手袋を着用し診察にあたりました。

飼い主さんは今まで素手でマダニを取っていたということで

とても恐ろしいことです・・・。

 

今週は雪が降ったりして寒い日もありましたが、

今年は暖冬のせいもあってかマダニが活発なようです。

マダニは公園や庭やドッグランや散歩道など

草むらが生い茂っているところにいます。

体温を検知すると寄生します。

SFTSは、主にウイルスを保有しているマダニに咬まれることで感染します。

吸血と同時に唾液を動物の体内に吐き出しますが

これが病気を媒介する大きな原因となります。

ですが、何年か前、野良猫に噛まれた女性が亡くなっています。

野良猫がこの病気を持っていたと思われます。

ですので、みなさんも野良猫や飼い犬に噛まれたり、

傷口を舐められたりしないように気を付けてください。

そしてこの病気の症状は発熱、嘔吐、下痢などで致死率は10~30%ほどです。

 

私たち人間とペットを守るためには

①ペットにマダニ駆除薬を投与する

②万が一マダニが寄生していても無理に取らずダニピンで取る

(無理に取るとくちばしが残ります。)

です。

当院には付けるタイプの駆除薬と食べるタイプの駆除薬があります。

その子に合わせてお使いください。

(どちらも月に一回投与でひと月効果があります。)

また、ダニピンも取り扱いがございます。

ぜひ、ご相談ください。