先日、15歳のわんちゃんが天国へと旅立っていきました。
体重が25kgちかくあった大きな子です。
以前から腎臓や心臓が弱くなっており、お薬や専用のごはんで管理をしていました。
飼い主さんは一人で暮らしていて、さらに日中はお仕事で不在のため、
朝になると毎日病院へ預けに来て、夜にお母さんと帰宅する生活を
ここ1ヶ月ちょっと続けていました。
最初のうちは元気もあり、よたつきながらも
お迎えに来たお母さんのところに自力で歩いて行ったり、
ご飯も口元に持っていけば食べたりしていましたが
高齢のなこともあり、徐々に病気も進行し、少しずつ弱っていきました。
それでも私たちにできることを最大限に、ご飯を注射器を使って与えたり、
体が熱くならないようにお部屋を管理したり、
寝たきりで排泄してしまうので体が汚れないようにトリマーさんにカットしてもらったり
苦しくないように酸素のお部屋を作ったり…
飼い主さんも、寝たきりのわんちゃんを運びやすいように
大きなワゴンを用意して移動しやすくしたり、
補液を自宅でも行ったり、食べそうなものを用意したり、
わんちゃんが最後まで幸せでいられるように
飼い主さんと病院スタッフ、そしてトリマースタッフみんなが
一丸となり力を合わせてきました。
そして…
先日の朝、自宅にてお母さんと一緒にいるときに息を引き取られました。
本当に、本当に長い間、よく頑張りました。
最後までお母さんのことが大好きで、
お迎えに来ると嬉しそうに顔をあげていたのが忘れられません。
天国では、同じお家で暮らした他の子たちと元気に走り回っているかな?
毎日様子を見ていたので、私たちもさみしいです。
でも、この子から教わったことが沢山、沢山あります。
私たちはそれらの学んだことを、つぎに迎える動物たちへ活かしていきたいと思います。
今まで本当に、ありがとう。
あさま動物病院 スタッフ一同