脂肪腫について
脂肪腫とは、犬や猫の皮下組織に発生する
良性の腫瘍で、主に脂肪細胞が原因で発生します。
触ると柔らかく、皮膚の中で動く事が特徴です。
徐々に大きくなりますが、一般的には無害で
痛みを伴うことも少ないのですが、
しこりが大きくなりすぎると動きにくくなり、
生活に支障が出てくる場合もあります。
放置しても命に関わる事はありませんが、
大きくなってから手術をすると、手術のリスクが
高くなったり、傷口が大きくなり治りが悪くなったり
することもあります。
我が家の愛犬モコにも乳腺付近にしこりがあり、
先日手術をしました。
半年以上前に見つけ、しこりに針を刺し検査もしましたが
脂肪腫の可能性が高いという結果で、経過観察をしていました。
数ヶ月様子を見ていましたが、しこりはどんどん大きくなり
悩んだ結果、手術をすることに決めました。
切除した腫瘍は病理検査に出し、幸いな事に結果は
良性の脂肪腫でした。
切除しても、他の場所にできることもありますが、
1度検査をしておけば安心です。
同じように、しこりを見つけて不安な飼い主さんも
いると思います。
短期間で大きくなる場合は、様子を見ずにご相談ください。
愛玩動物看護師 佐