こんな時はどうしましょう?
犬編〔子犬のトラブル〕
いつもと違う、どこか変。普段から犬の様子を見ていると、こういった異変にすぐ気付くことができます。日頃のスキンシップは健康状態のチェックにもつながります。
元気がない・食欲がない
何かを誤飲したときは飲み込んだものや残りの量を獣医師に知らせるため、それを持って動物病院を受診してください。嘔吐したときも、吐物を持って受診してください。
下痢が続く
子犬は環境が変わったことによるストレスが原因で下痢することもありますが、もし便の中に白い紐状の虫が入っていたら、動物病院を受診してください。
高いところから落ちて足をいためた
まず飼い主さん自身が冷静になって、犬が落ち着くのを待ちましょう。落ち着いたら足をチェック。骨が折れていないかどうかがポイントです。
足があらぬ方向を向いていないか?
明らかにブラブラしていないか?
骨が突き出ていないか?
ひとつでも当てはまるようなら犬が暴れないように抱いて動物病院へ連れてきてください。もしそのような症状が見られない場合は一晩様子を見て、翌日も痛そうにしていたら動物病院を受診してください。
ペットを飼いたい!その前に
ペットは私たちの心を潤してくれ、命の大切さも教えてくれるよきパートナーです。が、いいかげんな飼い方でペットが不幸な目にあってしまうという残念な事 実もあります。ペットは人間に都合のいいおもちゃではなく、私たちと同じ命を持った生き物です。これから生活を共にする家族の一員として、最後まで責任と愛情を持って飼うことを前提として迎えてください。
犬を飼う前に
自分には犬と暮らしていく資質があるかどうか?
転勤がちな仕事、散歩ができないほど多忙な生活、ペット禁止の借家に住む可能性など、自分のライフスタイルが犬にとっていい環境かどうかを見極めることが大切です。今まで犬を飼ったことのない方は、レンタルで一週間ほど一緒に生活を共にしてみるのもいいですね。犬と暮らす経験を通じて新しく知ることも多いと思います。飼い主さんも、ワンちゃんも、互いに幸せになれる飼い方をしましょう。
犬との生活を想像しよう
どんな犬を飼おう?の前に、自分が犬と何をしたいのか想像してみましょう。
一緒に海を散歩したい?
雪山でソリ遊びをしたい?
フリスビーをして遊びたい?
ぬいぐるみのようにかわいくカットして連れて歩きたい?
犬とどんな風に暮らしたいか、それをかなえてくれる犬種は何か。そこから犬選びが始まります。
犬の選び方
平均的に犬は10年以上生きる動物です。まずは自分の10年後の暮らしを想像してみてください。
大型犬も子犬の頃は小さいけれど、やがて大きく育っていきます。自分が飼いたい犬は10年後も自分が散歩をしてあげられる大きさかどうか。
結婚や出産などで環境が変わっても、犬を飼い続けらるかどうか。
今だけでなく、将来のことも考えた選び方が必要です。
また、犬にはそれぞれ与えられた役目があります。その役目によって、番犬に向いている犬、人なつっこく遊び好きな犬など、性格も違ってきます。飼うにあたっては犬種によって気候の向き不向きもあります。例えば寒さに強い犬種を酷暑の地域で飼うと、体調を崩しやすくもなります。犬を流行だけで選ぶのではな く、その日見ただけで衝動買いをするのでもなく、その犬種の歴史や育った環境(気候)、性格などを知った上で、自分に合った犬種を探しましょう。そして自分の家庭環境に合った頭数を、手のゆきとどく範囲で飼うようにしましょう。
犬に会いにいこう
産まれた子犬、ペットショップの犬、里子に出された犬、施設から引き取る・・・など、犬を迎えるにはいろいろな方法があります。どんな犬でも、実際に足を運んで面会してみましょう。かわいい犬に出会って「飼いたい!」とさらに気分が盛り上がっても、その場で即決しないでいったん家に帰り、もう一度よく考える。翌日になっても気持ちが変わらなければ、いよいよ犬を迎える準備です。
犬の健康状態をチェックしよう
ワクチンは済んでいる?
目やお尻はきれい?
元気に動いて遊んでいる?
面会した時点ですでに具合が悪そうなら、治ってから引き取る方がいいでしょう。また、引き取った後の病気についてはどちらが責任を持つか、事前に双方で確認しておくとトラブルを防ぐことができます。
子犬が家に来たら
子犬は小さいし仕草もかわいいし、ついついあれこれ構いたくなりますよね。でも度が過ぎるとストレスを与えてしまうことに。子犬も新しい環境でまだ緊張しています。慣れるまではそっとしてあげてくださいね。
1週間~10日ほどしたら動物病院でワクチン・健康診断を受けましょう。免疫のない子犬のうちはキャリーケースに入れるなどして他の犬との接触を避けてください。動物病院で飼い方全般のアドバイスを受けると安心ですね。しつけは小さいうちだと覚えも早いので、訓練士さんに相談するなどして早めに始めるとい いでしょう。
猫編 〔犬と猫との違いを知ろう〕
犬も猫も人間にとって身近なペットですが、形態はまったく異なる動物です。飼い方も当然大きく異なります。
犬は平面的に、猫は立体的に飼うといわれます。室内で飼う場合、高い場所や身を隠せる場所を作ってあげるといいでしょう。
犬は群の中で生きる動物なのに対し、猫は個で生きる動物です。犬ほどは飼い主さんとの密接なスキンシップを求めないので、留守番もさほど気になりません。
猫は自由に外と中を行き来できるため、犬以上に避妊・去勢が必要です。室内で飼っていても、繁殖期になると外に出てしまいます。望まない子猫が増えると捨て猫の増加にもつながりかねないので、小さいうちに手術をした方がいいでしょう。
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