猫伝染性腹膜炎(FIP)について
最近の猫ブームの陰で、この病気を発症し若くして亡くなる猫が多く見られます。
この病気は滲出型(ウェットタイプ)と非滲出型(ドライタイプ)があります。
多いのは滲出型で、元気消失・食欲不振・高熱・黄疸・脱水などの症状が出て、
症状が進むと腹水貯留によりお腹が膨れたり、胸水貯留による呼吸困難が認められます。
非滲出型の方は神経症状や眼病変が認められます。
この病気の原因の猫伝染性腹膜炎ウイルスは自然界には存在せず、
コロナウイルスが突然変異し体の中で増殖すると発症します。
この病気になりやすい猫の特徴として
①他の病気に感染し免疫力が弱い猫
②ブリーダーからの弱い猫
③多頭飼いでストレスのかかっている猫
④高齢の猫
があります。
ペットショップやブリーダーの元から来た猫で心配な方は、
血液を採って抗体価の検査が出来ますのでご相談ください。
塩