スポットタイプの薬が必要です!(虫が苦手な方は注意してください!)

いきなりですが、これは何だと思いますか?

 

実はシラミ(左)とマダニ(右)なんです!

更にノミも居ました!!Σ(゚д゚lll)

↑シラミ

↑マダニ

 

↑ノミ

先日、外猫を手術する際

寄生虫が居ないか体表を確認したところ

3種類の寄生虫がいたのです!

私たちもパッと見ただけでは分かりづらく、

ルーペを使って初めて確認出来るくらい小さいです。

↑ペンと並べてもこの大きさです。

更に糞便検査をしたところ

マンソン裂頭条虫(通称サナダ虫)の卵もありました。

 

ノミは皮膚炎や痒みを引き起こしたり

瓜実条虫という虫がお腹の中に寄生し

下痢などを引き起こすこともあります。

マダニは吸血されることで

貧血になったり様々な病気を媒介します。

中でも怖いのが、ニュースにもなっている

重症熱性血小板減少症候群です。

以前その病気を持っていた野良猫に噛まれた女性が

亡くなったいう事例もあり大変怖い病気です。

シラミは猫の体表を歩き回り被毛や

皮膚のくず、分泌物などを

食べて生きています。

痒いので体を掻いたりフケや抜け毛が多かったり

白い粒が体表に付いていたら注意が必要です。

そして、お腹の中の寄生虫の

マンソン裂頭条虫は下痢を起こしたり

発育不良になったりとこちらも

注意が必要です。

カエルやヘビを食べてしまう子は

この寄生虫が居ることが多いです。

 

外と中を行き来する猫は体表をしっかり見て、

ウェットシートなどで体を拭いた際

黒い粒があり血が付くようであればそれはノミ糞なので

ノミが寄生しているということです。

あと、シーツの上などで猫を見て

そのシーツの上に細かいものが落ちて来ないかも

よく見てみてください。

 

これらの寄生虫はスポットタイプの外用薬で予防できます。

外と家の中を行き来する子や

外の野良猫を保護した際は

外用薬を付けることをオススメします。

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