フィラリア症について
気づけばもう4月も残りわずか。
桜も散り、日中は日差しが強く暖かい日が多くなってきましたね。
病院でも春の健康診断や狂犬病予防注射が始まりました。
そこで今回は健康診断の中にも含まれる、
犬のフィラリア症についてお話ししようと思います。
フィラリアは蚊が媒介する代表的な寄生虫です。
フィラリア症は犬糸状虫「フィラリア」が肺動脈や心臓に
寄生することによって起こります。
多数寄生することで血液の流れが妨げられ様々な障害が
発生し、そのまま放置すると死に至る場合もあります。
初期症状は咳、食欲不振、体重減少、呼吸が浅くなるなどで、
症状が進むと貧血、腹水、血尿などです。
蚊が犬を刺すと、フィラリアの感染子虫が犬の皮膚上へと移動し、
蚊が吸血し終わると感染子虫は蚊の刺した皮膚の穴から犬の体内へ侵入します。
その後、体内を移行し約3ヶ月かけて心臓へと達します。
成虫になると体長30センチにもなります。
月に1回お薬を与えてしっかり駆虫、予防しましょう。
投薬前には事前に血液検査が必要です。
万が一フィラリアに感染していた場合、
薬を飲むと血中にいる大量のミクロフィラリアが
一気に死滅することでそれらの死体が血管につまり、
血液の流れを阻害してしまうため必ず検査をしてから与えましょう。
ささ
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