太りすぎ注意!

先日、とても体格の良い猫ちゃんが診察にみえました。

見た目はまるまるしていて可愛らしいですが、

あまりにも太り過ぎてしまうと、猫ちゃん自身が

辛い目にあってしまうかもしれません。

そのため今は、ダイエットを頑張ってもらっています。

猫ちゃんの肥満による身体への影響として、

・心臓への負担

体重が増えると、重い荷物を背負っている状態になり、

筋肉に血液を送る心臓への負担が増えてしまいます。

・呼吸器への負担

首のまわりに脂肪が多くつくと気道が圧迫されて

呼吸しにくくなってしまいます。

・関節への負担

足腰への負担が大きくなり、結果として関節、靭帯、椎間板を

痛めやすくなります。

・麻酔が効きにくくなる

もしもの緊急手術時に過剰な体重が麻酔の効果を

薄めてしまう可能性があります。

・糖尿病のリスクが高まる

などなど、様々な影響がでてきます。

肥満の主な原因としては、運動不足、多すぎる食事、年齢があげられ、

年齢については、猫ちゃんも人と同様に年齢とともに

基礎代謝が下がってくるため、食事量が今までと同じでも、

少しずつエネルギーが余りがちになり、

体重増加に繋がります。

そんな肥満を予防、改善するためには

・運動量を増やす

ねこじゃらしなどで遊んであげる回数を増やしたり、

上下運動できる空間をつくってあげるなど、

運動できる環境をあたえると脂肪の消費に繋がります。

ただし、急に激しい運動をさせると

心臓、関節へ負担がかかるので様子をみながら遊んであげましょう。

・食事量を見直す

不必要なおやつなどをなくし、適正なフード量を

毎回測りることで、過剰な摂取をを防げます。

また、体重をしっかり測り日々、チェックすることも大切です。

「最近太ってきた」「うちの子は痩せてる?、太ってる?」

など、気になる方は診察・ご相談を!

ささ