犬の膝蓋骨脱臼について

膝蓋骨脱臼とは、犬の膝のお皿が正常な位置から

外れてしまう病気です。

英語では「パテラ」とも呼ばれ、小型犬に多く見られます。

〈発症しやすい犬種〉

・トイ・プードル

・チワワ

・ポメラニアン

・ヨークシャー・テリア   など

また、中型犬や大型犬でも発症することがあります。

〈原因〉

①先天性(生まれつき)

・骨や関節の形成異常

・遺伝的要因

②後天性

・高いところからジャンプする

・フローリングで滑る

・外傷(転倒、衝突など)

〈症状〉

以下のような様子が見らた場合は注意が必要です。

・片足をあげたまま歩く

・スキップのような歩き方をする

・急にキャンと鳴く

・後ろ足を触ると嫌がる

・運動を嫌がる

症状は軽度から重度まで段階があります。

〈グレード(重症度)分類〉

膝蓋骨脱臼は、一般的にグレード1〜4で分類されます。

グレード   状態

 1 指で押すと外れるが自然に戻る

 2 自然に外れることがあり、手で戻せる

 3 常に外れているが手で戻せる

 4 常に外れていて戻せない

グレードが進行すると、関節炎や歩行障害に

つながることもあります。

〈治療方法〉

⚫︎保存療法(軽度の場合)

・体重管理

・サプリメントを使う

・運動会制限をする

重度の場合(生活に支障がある場合)は

手術をすることもあります。

〈予防のポイント〉

・滑り止めマットを使う

・肥満を防ぐ

・高いところからのジャンプを避ける

・定期的な健康診断

犬の膝蓋骨脱臼は早期発見、早期対処が

とても重要な病気です。

「少しでも歩き方が変かも」と感じたら、

早めに受診するようにしましょう。

愛玩動物看護師 佐