猫のデンタルケア②

今回は猫の性格やデンタルケアの始め方についてお話していきます。

 

猫は生活のリズムがはっきりしている生き物で

ONとOFFもはっきりしています。

ONの時→拘束を嫌う

「好き」・「嫌い」の主張が出やすい

OFFの時→触られたくない

大切な1人の時間

⇒ONとOFFの間あたりが一番の狙い時!

そして「共有の時間」を作り出すことが大切です。

・寝る前にもう一度ごはんをあげる

→食後のグルーミング&まったりタイムを作り出す

・朝30分早めに起きる

→15分ケアタイムと15分ご褒美で思いっきり遊んであげる

・夕食時には一緒にごはんを食べる

→食後にまったりタイムを作り出しやすい

このように意識的にONを作ると、

OFFの時間を作り出すことが出来ます。

その境目を共有の時間とすると良いです。

 

猫は、一度嫌な思いをした事は事前に避ける能力を持っています。

治療の場合は仕方がないこともありますが

「ケア」で嫌な思いをさせないようにしましょう。

良い経験を通して教育すると

とても上手にいろいろなことが出来ます。

良い経験とは?

・ごほうびがある

・痛くない、そんなに嫌じゃない

・機嫌の良い時にするから悪くない

ポイントは?

・前と後にちゃんとごほうびがある

・嫌になる前にやめる

・機嫌伺いをしっかりしてあげる

 

さて、次に口周りを触る練習をしていきます。

猫の気持ちのいいツボは顔周辺に集中しています。

口周りを触ったら、次に両サイドからマッサージをします。

慣れてきたら口をめくったり、サイドを引っ張ったりしてください。

次回は歯ブラシや電動歯ブラシのやり方をお話していきます。