猫の関節炎について

猫に多い病気というと腎臓病や心臓病が

まず思いつくと思いますが、関節炎もそのうちの一つです。

関節炎とは、猫の関節内に炎症が生じている状態のことです。

腫れ・痛みを伴い、歩行に困難をきたす場合も。

四足歩行の猫は後肢だけではなく前肢の肘や肩、手首(手根)

にも関節炎が起きます。

症状は?

・毛繕いをしなくなる、回数が減る

・毛がボサボサになっている
・爪とぎをしない
・体に触れるのを嫌がる
・興奮して怒りだす
・ジャンプや家具の上に飛び移るなどの行動をしない
・立ったり歩いたりといった動作がぎこちない
・動いた時にポキッと関節が鳴る
・トイレがスムーズにできない
・あまり動かず寝ていることが多い

上記の中には、加齢とともに出てくる症状もあります。

また、猫は自らの痛みを飼い主に訴えずに隠す動物と言われているので

飼い主が猫の異変に気づけず病気の病状が進行してしまうケース

もあります。

当院では血液検査で炎症を調べる検査があります。

関節炎があると炎症の数値が高くなります。

今秋の血液検査による健康診断キャンペーンを

実施しています。少しでも気になる事がある方は

この機会に是非検査をしてみて下さい。

愛玩動物看護師 掛