血圧測定
当院では来院の際に、わんちゃん猫ちゃんの
血圧測定をしています。
血圧測定と聞きびっくりされる飼い主さんもいますが、
普段どのくらいの血圧なのか知っておくことが大切です。
初回の血圧測定で判断するのではなく、何回か測り
その子の血圧の平均値をみます。
犬や猫の正常血圧は一般的に、最高血圧(収縮期血圧)100〜160mmHg
最低血圧(拡張期血圧)60〜100mmHgと言われています。
主に最高血圧(収縮期血圧)いわゆる上のの値を診て判断します。
最高血圧が160mmHg以上を持続している場合は、高血圧の
可能性が高いので注意が必要です。
とは言っても必ずしもそうとは限りません。
人間の医療で言われる「白衣高血圧」に似た感じで、動物病院
などで犬や猫が興奮して一時的に血圧が上がることがあります。
猫の場合は顕著です。
自宅のような動物がリラックスできる環境下での
血圧測定が理想ですが、中々難しいので診察の際に
毎回測り、平均値を知っておくのがいいと思います。
ただし、動物なので毎回必ずしっかりと測定できる
わけではありません。
緊張していたり病院が怖くて震えている場合や
逆に病院に来るのが楽しくて興奮している場合など
は測定出来ないこともあります。
なのでできるだけ毎回測り、血圧測定をすること
に慣れていくことが重要です。
高血圧の原因は他にもあり、病気の発症に伴って
高血圧が起こることや加齢によって高血圧になること、
遺伝などで起こる高血圧などがあります。
病気の早期発見のためにも血圧測定は大切です。
皆さんもおうちのわんちゃん猫ちゃんの血圧 を
意識してみてくださいね。