誤食に注意
ここ数日誤食をしてしまったと来院する子が
多い印象です。
これからはクリスマスやお正月もあり、人が集まる機会が
増えると誤食事故も多くなるので注意が必要です。
犬や猫と暮らしていると、思わぬ事故が起こる事があります。
誤食とは、本来食べるべきでない物を口にしてしまう事で、
身近な物が原因になるケースも多く、日頃の注意が
とても大切です。
【よくある誤食の例】
・人の食べ物(チョコレート、玉ねぎ、ぶどうなど)
・ひも、ビニール、おもちゃ
・薬、サプリメント
・観葉植物
・飼い主の身につけている物(アクセサリー、ヘアゴム、マスクなど)
誤食した物によって症状は異なりますが、以下のような
様子が見られる事があります。
※誤食した直後は症状が出ない事もあるので、
様子をみずに、すぐに相談してください。
・嘔吐や下痢
・元気、食欲がなくなる
・よだれが増える
・苦しそうにしてる
・落ち着きがない
【誤食を防ぐためにできること】
・誤食の可能性がある物はペットの届かない場所に保管する
・ゴミ箱はフタ付きの物を使用する
・おもちゃは壊れていないか定期的にチェックする
・ペットに危険なものは家族全員でで共有する
「少しだから大丈夫」と思っても、犬や猫の体には負担
になることがあります。
万が一誤食をしてしまったら、無理に吐かせよう
とせず、できるだけ早く動物病院に相談してください。
「何を」「いつ頃」「どのくらい」食べた可能性が
あるかを伝えていただく事と、来院する際には、
誤食してしまった物を持ってきていただくと
診察がスムーズになります。
ちょっとした意識と工夫で、誤食事故は防ぐ事ができます。
大切な家族である犬や猫が、安全に過ごせるように
ぜひ今一度、身の回りを見直してみてください。

愛玩動物看護師 佐

