治療から未病へ。
健康診断など、普段のケアを大切に。

私は、ただ「治療」をするだけではなく「未病」のお手伝いができる獣医師でありたいと考えています。
昨今は、医療技術の進歩により、ペットの寿命が延びています。全ての動物は病、老、死から逃れることはできませんが、若いうちから定期的な健康診断などにより病気の予防や早期治療を心がけることで、健康な状態でより長く過ごすことができます。
可愛らしさや、容姿は変わらないから、ペットが年を重ねていることを忘れてしまいがちですが、動物たちは私たち人間の数倍のスピードで年をとります。一見して変化がなくても、若いうちから定期的に健康診断を受けることで健康な状態のデータを蓄積することが可能になり、それにより、異常にも早く気づきやすくなります。「病気になったから治療をする」というだけではなく、年齢や持病等によって、ごはんの種類を変えたり、運動量を調節したり、という対応も早期に可能です。人間でも、年を重ねれば、食事の好みや量が変化したり、体の使い方にも配慮が必要になるのと同じです。
年をとって目に見える不調が出てから動物病院にかかるというのではなく、若くて健康なうちから、動物病院に通い、定期的な健康診断や予防を習慣づけておくことで、よりきめ細やかなケアができますし、動物病院と飼い主様が連携して動物たちの健康を守っていくことができます。何か気になることがあるときはもちろん、健康なときでもお気軽に立ち寄っていただける動物病院を、これからも目指していきます。

当院おすすめ"五感でできるケア"

当院がおすすめしているのが、"五感でできるケア"。ブラッシングと歯みがきは、お家でできる、簡単で、とても有効なケアです。是非、続けて ください。ただ可愛いと、同じところをなでるのではなく、ブラッシングは、体中に触れるので、しこりなどの変化も見つけやすくなります。人間は五感とい う、すばらしい機能を持っています。心も含めた六感を、愛するペットに働かせてください。

痛みや負担の少ない治療や手術

当院では、痛みや負担の少ない治療や手術を心がけています。人間と同様、痛みはペットにとっても大きなストレスであり、心身の回復力にも影響が出ます。
これからも、新しい治療・技術の習得はもちろん、普段のケアと術前後のケアにも力を注ぎ、ひとつの命にしっかりと向き合って行きます。