犬の乳歯遺残について

犬の乳歯は通常生後5ヶ月から10ヶ月のあいだで永久歯に生え変わります。

しかし、中には抜けるはずの乳歯が残り、そこに永久歯が重なって

生えてしまう事があります。

その状態を乳歯遺残といいます。

特に小型犬に見られ、根本が深い犬歯の乳歯が残りやすい傾向にあります。

乳歯遺残をそのままにしておくと、永久歯と不自然に重なってしまうため

歯石がたまりやすくなります。

そして、歯石がたまると口の中や内臓にも影響を与えるので注意が必要です。

また、かみ合わせが悪くなったり、残った乳歯で口の中を

傷つける恐れがあります。

 

乳歯遺残は、生後6ヶ月くらいで行う避妊・去勢のタイミングで

抜歯をすることをおすすめしています。

抜歯はエレベーターという器具で歯を支える靭帯を切っていきます。

途中で折れて根本が残らないように慎重にやっていきます。

そして充分にグラグラしたら抜歯鉗子という器具で引っこ抜きます。

これがとても大変です💦

避妊、去勢手術以上の時間がかかる場合があります。

 

口の中を健康に保つことはとても大切です。

子犬を飼い始めたら歯の状態もチェックし

乳歯遺残がある場合はご相談ください。

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