腎臓病の子の負担を少しでも減らせるように
わんちゃん、ねこちゃんは高齢になってくると病気のリスクが
上がってきますが、中でも腎臓病は注意したい病気です。
特にねこちゃんは多く、15歳以上の子の30%が腎臓病だと
言われています。
腎臓は体の循環に大切な働きをしており、悪くなってくると
体内に毒素が溜まったり、水分が失われて脱水症状に
なってしまうこともあります。
腎臓病は腎臓の3/4がダメージを受けるまで
症状が出ないことがあるので気づくのが遅くなってしまうのも厄介です。
たくさんお水を飲んでたくさんおしっこをするようになったり、
食欲や元気が落ちてきたり、毛の様子が変わってきたり、
痩せてきたりしたらすぐに病院に来ることをおすすめします。
腎臓病になったら定期的に皮下補液をしなくてはいけなくなることが
多いですが、腎臓用の液体のごはん(腎臓サポートリキッド)で
皮下補液の頻度を減らせることもあります。
ここ1~2年でロイヤルカナンから出たリキッドがあります。
これを使うことによって、リキッドの給与中は皮下補液が不要で
体重が回復したとの症例もあります。(19歳の猫ちゃん)
皮下補液の頻度を減らせれば、通院や費用の負担を減らせるだけでなく
針を刺さずに済むので動物の負担も減らせます。
腎臓病になると自力で食べれない子もいるのでその場合には
シリンジで口から与えますが、このリキッドのキャップには
穴が開いているのでそこから直接シリンジで吸って与えられます。
試してみたい方はぜひご相談ください。
また、腎不全になると食欲が落ちますが、
食欲を改善するサプリメントや、腎不全に限らず
食欲が落ちた子はお薬がありますのでご相談下さい。
塩